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| ▲社会化の遅れている犬のためのクラス | ||||||
| 犬達が集まって遊べるドッグランができる場所が少しずつですが増えてきました。いつもひとりで過ごす時間の多い犬達にとって、お友達と遊べるのはなんといっても楽しい時間です。ですが、そのドッグラン、一歩間違えるととても危険きわまりない場所になってしまいます。ドッグランでなくても、そこここの公園で一定の時間になると集まってきて犬達を遊ばせている風景をみかけます。いずれにしても、犬達を遊ばせる場所で守られるべき最も大切なルールをふたつあげましょう。 [その1] 自分の犬が、他の犬にも他人にも社会化されていること。 [その2] 飼い主は自分の犬のコントロールを常に行っていること。 このふたつがどちらもできている犬のグループはなかなか見かけません。皆さんの回りの公園を思い浮かべてみてください。犬達が自由に走り回って遊んでいます。中には大きな犬が小型犬を追い回しています。小型犬は嫌がっているように見えますが、大型犬の飼い主は自分の犬が楽しんでいるのでそれを止めません。こんな感じではありませんか? 結果、その小さな犬は大きな犬にいじめられたことになり、大きな犬が嫌いになるでしょう。また、犬達は楽しげに走り回っています。飼い主に呼ばれてもしらんぷりで勝手な行動をしています。そのうち知らない子供を見て走り出しました。犬は飼い主がどんなに叫んでも戻ってきません。この子供は将来きっと犬嫌いの大人になってしまうでしょう。犬が疲れるまで遊ばせておいて、飼い主達は世間話に花を咲かせているなんてこともあるでしょう。犬達が決めたルールに新しい犬が入るのはとても大変なことです。若い犬や弱い犬は簡単に入れてもらえるかもしれませんが、成犬になっていたりするとポンとその中に入れるかどうかはわかりません。その場のルールは犬達が決めているのですから。 犬達は精神年齢でいうと3才児です。親の管理があって、みんなが楽しく遊ぶことができます。飼い主がルールを決めていることを知って安心して遊べます。他の犬との社会化の問題にしても、人が管理せずに犬だけに任せると、図々しい犬だけが社会化し、神経質でシャイで恥ずかしがり屋の犬はいつまでも隠れて過ごさなければいけません。そのうちこのシャイな犬は、他の犬を寄せつけまいと唸ったり吠えたりするようになり、一生を他の犬と遊ぶことなくひとりで過ごすことになるかもしれないのです。 私は学校の授業の中で「社会化の遅れている犬のためのクラス」を進めています。社会化されている犬達の中に、人のコントロール(しつけ)はできているが他の犬に対する社会化が遅れている犬達をくわえたクラスです。一緒に遊んだり、ゲームをしながら楽しい時間を過ごさせます。この犬達は仲間と一緒に何かをすることで、多少のストレスを感じるかもしれません。でもほんの少しだけ我慢させるだけで、もっと楽しいことが待っていると気付いたり、衝突があってもそれを上手に交わす術を身につけることができるのです。もちろん一方的に吠えたり、威嚇して相手を遠ざける必要のないことも覚えてきます。飼い主さんにはお部屋の外に出てもらいますので、犬達はそれぞれにひとりでうまくやっていく方法を身につけていきます。ただしルールは人が決めています。 [ルール1] 呼ばれたらすぐに来ること。 [ルール2] 排泄はペットシーツでする。 [ルール3] 相手が嫌がっているのにしつこく追いかけたり、執拗にちょっかいを出さない。 [ルール4] 意味もなく吠えて脅さない。 [ルール5] お座りといわれたらいつでもする。 [ルール6] 人にとびつかない。 [ルール7] 楽しく遊ぶこと。 これらルールを守って、みんな楽しく過ごしています。今まで一度も他の犬と遊んだことのない犬が、楽しそうにじゃれあって遊べるようになる姿は、何度見てもうれしくて仕方ありません。犬もわがままで自分のことばかりを主張する犬は嫌いです。でもルールがあるとみんなが楽しく遊ぶことができます。犬達は本当に安心しきって遊んでくれます。 さあ、あなたの犬は大丈夫ですか? 呼んだらすぐに戻ってくるかな? ジャイアンとかスネオはいませんか? すべては「人次第」です。どんな犬にも遊ぶチャンスができる素晴らしいドッグランは、形ではなく関わっている人と犬がつくりあげるものですよ。 |
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| ●宮武先生のオフシャルホームページ[Good
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