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| ▲トレーニングに近道なし! | |||
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| 犬はどんどん小さくなっているようです。バッグの中からちょこんと顔を出して、飼い主さんと外出している犬をよく見かけるようになりました。飼い主さんが、さっとバッグを地面においても、いっこうに出てくる気配はありません。まるで「お人形さん」のようです。 さらに、「うちの犬は小型犬だからお散歩しなくていいんですよ」という飼い主さんも増えているような気がします。ついには「お散歩に行こうとすると嫌がって逃げてしまうので行っていないんです」というケースまで現われるようになっています。 『犬』といえば、『散歩』と聞くと飛び上がって喜ぶ動物だという神話も、崩れようとしているようです。犬がどんどん小型化すれば、小さくなった犬にとって外にあるものや音などはすべて大きな怪物にしか見えないのでしょう。本来、怖いものがあると吠えて遠ざけようとする犬が、あまりにも怖くて吠えることすらできないような状態になってしまい、外ではじーっと固まってしまうようになっているのです。まだ、行動できる余力を残している犬は、なんとかして安心できる自分の住処へ早く帰らねばと自分の家に向かって早足で帰っていきます。その結果、散歩に出るのがおっくうになり、ひきこもり行動の強いワンちゃんになってしまうのです。 |
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| 犬は社会化する過程を通して、人と共に移動したり外出したりすることを楽しむことができるはずなのに…。こんなに外が苦手な動物になってしまうと、犬本来の持っていた良い部分が失われていくような気がしてしまいます。 小さな犬たちにも、外の環境になれる社会化の勉強はもちろん大切です。できるだけ飼い主さんが努力して外の社会になじめるように、よい社会化勉強のチャンスを子犬の頃から与えてあげてください。そして、その社会化トレーニングは、大人の犬になってもずーっと続けてあげてほしいのです。 犬が本来もっているはずの力を、どうぞ発揮させてあげてください。 うちの子はどうしてこんなに外を怖がるのかしら? と思われるのなら、繁殖、親の性質、子犬時の環境、その犬の性質など、原因となるものを挙げてもきりがありませんよ。怖いと犬が感じているものを、ひとつずつ、怖くないものに変化させるためのトレーニングを毎日、毎日、積み重ねるしかありません。トレーニングに近道はないのです。 お散歩に行く時間がないという事情があるなら、ペットシッターを雇ってお散歩に出るチャンスをつくってあげるとか、お友達で犬好きの方にお願いするとか、他にうまくやっていく方法はいくつもあるでしょう。 犬と楽しく暮らしたいと思われるなら、犬らしさ、犬の習性、犬の歴史、犬の文化をたくさん知ってほしいですね。たくさん知っていれば、犬と暮らすための工夫も広がるし、楽しさもきっと倍増するはずですよ。 犬がこれ以上犬らしさを失ってしまわないように、犬たちが、「おれは犬だ!」と誇れるように、わたしたち人間ができること、そして、やってはいけないことも考える時がきている気がします。 あなたは、いかがですか? |
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