▲一緒に歩ける、一緒に生きる幸せ。
小型犬が増えましたね。特にマンションの多い都心部では、マンションの規約があるからか、街中のどこを歩いていても遭遇するのは、チワワ、ダックス、プードル、テリアなどの小型犬の純血種ばかりです。

先日、グッドボーイハートのイベントで郊外に生徒さんたちとお散歩練習に出た時に不思議な光景をみかけました。前から歩いてくる肩掛けのバッグをもっている人がいます。見るとそのバッグからはミニチュアダックスフントが顔を出しています。飼い主にダッコされたまま散歩しているんですよ。そして、その表情がなんとも楽しそうでないこと。
「どうして自分の足で歩かせないんだろう」

という疑問と、「それにそもそも、どうして小型犬っていつもダッコされているんだろう」という疑問がよぎりました。自分の犬をお膝にダッコや、抱えてダッコしている時間ってどのくらいあるでしょうか? 私は犬をダッコしすぎることをあまりおススメしません。それにはこんな理由があるからです。
人の赤ちゃんをダッコしている年齢ってありますね。ある一定の年齢がくるとお母さんに抱かれる習慣は少しずつ消えていきます。成長してきて周囲を理解できるようになり、甘えることが恥ずかしいと感じることもあるでしょうし、親の方が抱かずに自分の足で歩かせるように促し、甘やかしを拒否することもあるでしょう。犬も母犬や大人の犬たちの中で成長をする過程において、このステップを踏むことになります。生後2ケ月くらいまでは、成犬の背中によじ登ったり、体をのせて眠ったりすることを許されていますが、それを過ぎるあたりくらいから、体の上にあがることに対して威嚇的な声を出される警告とともに、受け入れてもらえないようになってきます。さらに成長すると手を成犬にかけることは礼儀を欠く行為として受け取られます。体をのせるとなるとこれはもう、本当に礼儀のない行動になってしまいます。ダッコを受け入れない状態とは、犬の「自立」を促すシステムにつながっていくのです。

また犬はテリトリーというものに敏感です。飼い主さんが犬をダッコしてしまうと、完全に飼い主の中のテリトリーに守られている形となり、依存的なダッコを続けることで犬と飼い主さんとの関係も、依存的なものから抜け出せなくなってしまいます。小型犬を飼った理由が「ダッコしたいから」という方もいらっしゃるとは思います。ただ、小型犬にも大人の犬としての成長の過程があり、その成長の過程を進むにつれて人と犬はよい関係を築けるようになります。さらには、犬たちの精神的な安定にもつながっている大切なことなのです。

ダッコはほどほどにして、自分の足で歩ける幸せや、人に寄り掛からなくても一緒に歩ける、一緒に生きる幸せを、犬と共に分かちあってください。
宮武先生のオフシャルホームページ[Good Boy Heart]
http://www.goodboyheart.com/
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