▲オポちゃんはよくできた犬ですね!
「まあー。なんてかわいいワンちゃんなんでしょ」なんて言われることのないほど、大きな犬と暮らしています。この8年間で初対面の方からいただいたオポへのお言葉はこんな感じでした。

立派ですね。これって何の種類ですか?
(立派っていうことはサイズが立派? いや…イヌなんですけどねえ〜)

きれいな毛並みですね
(ええ、1年以上シャンプーはしてないんですけどね。ホホホ)

まあ! お利口さんのワンちゃんねえ
(そうでもないです。オスワリしているだけだし。それに、ちょっと緊張しているみたいだけど)

もしかして、盲導犬ですか?
(商店街を通っている時に走ってこられた方。驚かせてすみません)

よか用心棒ば連れとるねー
(山登り中にすれちがった中年男性が通りすがりにかけられた言葉。確かに用心棒です)

えすかバイ
(田舎暮らしでひとりぼっちで家を守るオポはさすがにえすいらしい。佐賀弁ではこわいっていう意味)

都会から田舎生活に移り変わるにつれて、お利口さんわんこの偶像から本来の犬っぽく振舞うようになったオポの成長ぶり? が伺えますね。都会生活時代に駅周辺を散歩していると、大きな目立つ犬のせいかよく頭をなでに来られる方と出会ったりもしました。「お利口さんですねー」と言われることも多々あったけど、飼い主としてはうれしいという気持ちになれなかった気がします。そもそも、オポがお利口さんじゃなくて、お利口さんに振舞うように教えたわけなのですからね。

都会ではお利口さんに振舞うように教えておかなければ社会への受けいれが難しいわけです。オスワリ、フセ、マテができていれば、家を一歩出た雑踏の都会生活でも、ひと様に迷惑をかけずに生活することできました。そこで聞かれる「お利口さん」の褒めコトバ。
なんかもっといい褒めコトバってないのかなーと思っていました。


ところが先日、あるお客様にいただいたコトバにちょっとうれしい気持ちになりました。
そのお客様は知人に連れられて七山までお越しになりました。奥さまは愛犬の小型犬をダッコしてオポ邸へ到着されました。

「ごあいさつできるかなー」とオポとの対面を行いましたが、いったん地面に下ろされたその小さなワンコは、ふたたびゴムマリのようにお母さんのおひざへジャンプしてしまい、ごあいさつはできない状態で犬たちは気まずい雰囲気でした。それでもめげずに一緒にオポ邸の裏にそびえるわんこ山に登りました。オポははりきって道案内をします。こわがっていた小さなワンコもがんばってついてきてくれました。
なんとかお客様への接客をこなせたことでオポもちょっと立ち直ったようでした。

そのお客様に後日お会いした時に、オポのことをこんな風に褒めていただきました。
「いやー、オポちゃんはよくできた犬ですね」
うん、ちょっとうれしい。“お利口さん”といわれるよりもずっとピンとくる。
よくできた犬っていうのは、よく周囲の雰囲気をとらえ自分のやるべきことを知り、それを実行できる犬、っていう風にとれたんです。

そうか、こういう褒めコトバがあったんだ。プロといえども自分の犬についての思いは普通の飼い主さんと同じです。一緒に笑ったり、泣いたり、ぶつかったりしながら、ともに成長してきたんだから褒められるのはうれしいですよ。
今度は私が「よくできた飼い主ですね」って言われるように修業せねば、ですね。
オポくんお手柔らかにね。
宮武先生のオフシャルホームページ[Good Boy Heart]
http://www.goodboyheart.com/
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