▲アイコンタクトでコミュニケーション!
アイコンタクトというコミュニケーションをご存知ですか? よくスポーツなどの試合中にする選手同志のコミュニケーション手段のひとつといえばわかる方も多いのでは…。トレーニングの本にも紹介されていますので、習得されている飼い主さんとワンちゃんたちもたくさんいることでしょう。今回はこのアイコンタクトとは何か? そして上手な活用法とは? を考えてみましょう。
アイコンタクトとは「目をあわせる」コミュニケーションの形態です。私達も日常生活の中でこの方法を使って会話をしています。例えば、相手の意思を確認する、ガンを飛ばす、それに好きな相手とみつめあう、なんていうのもありますね。言語が発達してきた人間は、犬に比べるとアイコンタクトをあまり使わなくなってきました。でも、犬たちはこれを上手に使っています。例えばこんなことを経験したことはありませんか?

 ◎視線を感じて犬の方を見ると、犬と目があってしまった。
 ◎食べ物をオネダリされ、じっと見つめられたことがある。
 ◎散歩に行こうとせがむ時に人の目を見る。
 ◎オモチャで遊んで欲しい時に視線を感じる。


これらは犬が自分の意思を飼い主に伝える手段として、上手に「目」を使いサインをおくっているのです。コミュニケーションの方法が言語に頼らない犬の世界でこそ「目」を使ったコミュニケーションは活用されています。愛犬の愛くるしい瞳に見つめられ、ついつい犬の言うことを聞いてしまい、犬から使われてしまうことはありませんか? 聞きすぎに身に覚えのある方は要注意ですよ。今後は、アイコンタクトを「人と犬の会話」の手段として活用できるようになりましょう。
具体的な方法として、代表的なのはゴハンを与える時ですね。[オスワリ]→[食器を床において]→[アイコンタクト]→[OKの合図]、といったように使います。これをするだけで「ゴハンを食べてもいい?」と犬の方から聞いてきます。他の犬と遊ぶ前にも、何か犬に楽しいごほうびを与えてあげる時にはアイコンタクトをさせてから与えてください。
また、リーダーシップの道具としても発揮できます。お散歩中に他の犬や動くものなど、周囲の情報に目を奪われてしまう犬には、「こっちを見て」の要求で、自分の方を見ることを教えてあげましょう。世の中には気になるものがたくさんあります。そういった刺激から目線を離して、飼い主の方を見たら楽しい事が起こるよ、と犬に理解させるように教えてあげるのです。苦手なものが目の前にある時に、飼い主を見ていると安心できるよ、という道具としても有効になります。他の犬に吠えるワンちゃんには、「アイコンタクトで飼い主さんを見ているうちに、苦手な犬は通り過ぎていくんだな」と思わせてあげられるようになったら大成功です。アイコンタクトは躾だけのものではありません。犬と飼い主のより良い関係づくりの第一歩と理解していただければと思います。

犬は本来とても静かな動物です。人の方がよほど音を出して話をする動物ではないでしょうか。アイコンタクトで犬とのコミュニケーションの幅を広げてください。視線を使った静かな会話を彼らも望んでいることでしょう。
宮武先生のオフシャルホームページ[Good Boy Heart]
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