[プロフィール]もとむら のぶこ
1964(昭和39)年、山口県生まれ。
1989年、酪農学園大学獣医学科卒業、獣医師免許取得。
1996年、日本女子大学心理学科卒業。
2000年、日本獣医畜産大学大学院博士課程満期退学。
大学院在学中の97年の渡米を機に、ホリスティック医学に関心を持つ。特に、ペットにとっての「食事」の重要性と「過激ワクチン接種」の問題について、各種セミナー・学会などを通じて調査・研究。現在、関東と福岡を中心に、本来の意味での「病気の予防」についてのセミナーを開催している。
著書に『ペットを病気にしない』(宝島社新書)『愛犬を病気肥満から守る健康ごはん』(ペガサス)がある。
一昔前の犬や猫たちとは異なり、近年のペットたちの病気は複雑で、かつ治療困難になってきています。それは、免疫力の乱れが深く関係しています。免疫力は、ウイルスや細菌、刺激物などが体内に入ってきた時、その影響を排除しようとする防衛システムです。生き物にとっては、なくてはならない大切な働きといえます。
この免疫力を混乱させている原因の一つには、様々な科学物質による影響があります。便利で保存性の高いペットフードに含まれるたくさんの合成添加物の中には、犬や猫たちの身体に悪い影響を与える物質もあります。さらに、普段の生活においても空気や水に含まれる色々な有害物質に触れたり、吸ったり、口にしてしまっています。このようにして、知らないうちに様々な科学物質が体内に蓄積していくのです。空気中の有害物質をコントロールすることは、不可能です。飼い主の方に出来ることは、なるべく合成の添加物が使用されていないフードを選ぶこと。理想は手作りですが、無理な場合には免疫力を上げるために有効なサプリメントを利用するのも一つの手段だと思います。
また免疫力は、食事だけでなく、心とも深くつながっています。心が傷付いている時には、免疫力も一緒に低下することが分かっています。人間以上に心が敏感な犬や猫たちは、ちょっとしたストレスでも免疫力を乱すことになります。夫婦喧嘩や子どもへの小言でさえ、彼らにとっては心を乱す要因になるのです。家庭の中が安定していることは、犬や猫たちの心を優しさで満たしてくれます。
食事をちょっとだけ意識して、そして家庭の中を幸せで満たすことで、動物たちの免疫力はアップするでしょう。まずは、身近な人を抱き締めることから始めてみましょう。
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